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2019年 11月 02日 ( 4 )


2019年 11月 02日

【ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~】忘れられた島々への旅(藤原ちから)@静岡芸術劇場 インドネシアの劇団 Teater Garasi

SPAC-静岡県舞台芸術センターの Facde Book(11/2)に出ていました。

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SPAC-静岡県舞台芸術センター 
【劇場文化】『ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~』へのご寄稿を
公開しました。

「忘れられた島々への旅」
執筆は、演出家ユディ・タジュディン氏の活動拠点、ジョグジャカルタの
テアトル・ガラシをこの秋訪問された、アーティスト・批評家の藤原ちから
さんです。ぜひご観劇とあわせてお読みください。


 9月にわたしは、ジョグジャカルタにあるテアトル・ガラシを訪れた。半野外劇場というか、客席のすぐ後ろが庭になっていて、鯉の泳ぐ小さな池があり、隣家の飼う鳥のさえずりが聞こえてくる。観客は観劇しながら好きに珈琲を飲み、甘い香りのする煙草を吸っている。風通しのよい劇場だった。そこで『ペール・ギュントたち』の上演台本・演出を手がけるユディ・タジュディン氏にお会いし、彼がテアトル・ガラシの大切な精神的支柱になっていることを感じた。しかしそれ以上に印象深かったのは、その場が、ユディ氏のような演出家を頂点とするピラミッド型の劇団にはなっておらず、もっと有機的な、人々の繋がりによるコレクティブとして機能していたことだ。わたしが2日間にわたって観劇したキャバレー・ハイリルという実験的なパフォーマンスは、バンドゥンという別の都市を拠点にする若いキュレーター(タウフィック・ダルウィス)に任された企画で、パフォーマーも観客も若い人たちが集まり、積極的に意見を交わし合っていた。外部の人間、若い人間がのびのび実験できる環境が用意され、有機的な循環を生み出している。


【筆者プロフィール】
藤原ちから FUJIWARA Chikara
1977年、高知生まれ。横浜を拠点にしつつ国内外を移動し、アーティスト、
批評家として活動。代表作『演劇クエスト』はアジア各地で創作。2017年度
よりセゾン文化財団シニア・フェロー、文化庁東アジア文化交流使。


2019年11月2日
【ペール・ギュントたち ~わくらばの夢~】忘れられた島々への旅(藤原ちから)
カテゴリー: 秋→春のシーズン2019-2020


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インドネシアの演劇:『ペール・ギュントたち~わくらばの夢~』@静岡芸術劇場 11/9, 10, 16, 17


by gado-gado | 2019-11-02 15:54 | インドネシアの演劇
2019年 11月 02日

インタビュー:インドネシアのYosep Anggi Noen監督 「サイエンス・オブ・フィクションズ」@東京国際映画祭 11/1

東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門で来日のYosep Anggi Noen監督は、アンタラ紙によるインタビューです。

The Science of Fictions[Hiruk-Pikuk Si-Alkisah]は、ロカルノ映画祭に始まって
世界各地の映画祭に招かれ、東京国際映画祭は13番目か14番目だそうです。

チケットは昨日も明日の上映も前売りで完売のようです。

明日のゲストに変更がありました。
登壇ゲスト(予定):Q&A:ヨセプ・アンギ・ヌン(監督/脚本/編集)
ユリア・エフィナ・バラ(プロデューサー)
予定していたグナワン・マルヤントさん(俳優)のQ&A参加はキャンセルと
なりました。

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ワールド・フォーカス Powered by Aniplex Inc.
サイエンス・オブ・フィクションズ
The Science of Fictions[Hiruk-Pikuk Si-Alkisah]
監督:ヨセプ・アンギ・ヌン
ヒューマンドラマ
サスペンス

作品解説
人類の月面着陸50周年の今年、インドネシアの新鋭ヨセプ・アンギ・ヌンが描く、
月面着陸の撮影を目撃して舌を抜かれた男の物語。ロカルノ2019コンぺ部門にて
スペシャルメンションを受ける。


ANTARANEWS - Bincang Bincang Bersama Yosep Anggi Noen di Tokyo International Film Festival 2019



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2019年 09月 26日
祝・インドネシアの映画:THE SCIENCE OF FICTIONS(監督:Yosep Anggi Noen) @東京国際映画祭2019


by gado-gado | 2019-11-02 15:17 | インドネシアの映画
2019年 11月 02日

映像:気仙沼のインドネシア人〜みなとまつり・インドネシアパレード編 Orang Indonesia di Kesenuma

Aceh-Japan Community Art Project の You Tube(9/19)の限定公開に出ていました。

NPO法人 地球対話ラボの「カメラマンになって気仙沼とインドネシアの
映画をとろう」企画のことも、このビデオでよくわかりました。

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気仙沼のインドネシア人〜みなとまつり・インドネシアパレード編 
Orang Indonesia di Kesenuma
監督・音楽:門脇篤  プロデューサー・撮影:渡辺裕一
撮影:そう、るか、れいあ、みさ  助成:公益財団法人トヨタ財団
協力:気仙沼市商工会議所青年部、気仙沼小学校、気仙沼図書館、株式会社菅原工業、リアス・アーク美術館
製作:アチェ=ジャパン・コミュニティアート・フィルム(NPO法人地球対話ラボ、アチェ・コミュニティアート・コンソーシアム)


Aceh-Japan Community Art Project
2019/09/19 にアップロード

気仙沼のインドネシア人〜みなとまつり・インドネシアパレード編 Orang Indonesia di Kesenuma


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2019年 09月 23日
映像・写真展 気仙沼のインドネシア人@気仙沼市図書館 ユドヨノ友好こども館 9/14 - 10/13


019年 07月 14日
カメラマンになって気仙沼とインドネシアの映画をとろう@第68回気仙沼みなとまつりインドネシアパレード(主催:NPO法人 地球対話ラボ) 8/4


by gado-gado | 2019-11-02 13:20 | 日本インドネシア友好
2019年 11月 02日

東京とジョグジャカルタの路上から「公と私」を考える ー対談:北澤潤×森真理子

フェスティバル/トーキョーのウェブマガジンFT focus(10/25) に出ていました。
現在池袋で開催中のフェスティバル/トーキョーのNOWHERE OASIS 《ノーウェア・
オアシス 》についての対談です。

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フェスティバル/トーキョー19
NOWHERE OASIS 《ノーウェア・オアシス 》
コンセプト・ディレクション:北澤潤
11月1日(金)〜 11月10日(日)
15:00〜19:00まで
東京芸術劇場 劇場前広場ほか
チケット:参加無料・予約不要


東京とジョグジャカルタの路上から「公と私」を考える ー対談:北澤潤×森真理子

 F/T 19では、アーティストの北澤潤が自身の新プロジェクト「NOWHERE OASIS」で参加する。インドネシア式屋台が池袋の各所に出現し、薄いシート1枚で公的空間と隔てられた内側では、人々が「どこにもないオアシス」へ思いを馳せる。その意図を探るため、北澤本人と、現代アート・舞台芸術の両領域に携わるアートプロデューサーの森真理子の対談を企画した。


◆アートプロジェクトでの「配役」と「演出」

◆問題意識の根底をゆるがしたインドネシア移住

◆移住で生じた「どっちつかず」の立ち位置から考える

森 それでは、F/T 19での新プロジェクトについて伺えますか?
北澤 「NOWHERE OASIS」は、移住後の個人的な問題意識と、公共空間に対する意識の双方から生まれました。個人的問題とは、日本を離れてインドネシアに移動した結果の、「どっちつかず」で「どちらでもある」自分の立ち位置です。特に移住当初は、わかりやすく言うと「日本料理つくってみて!」「漢字書いてみて」など、拠点と決めた場所でも「外国人」の矢印がこちらに向かってきたんですね。逆に一時帰国すると、身体がインドネシア化していて、日本語がすぐ出てこなかったりする。いったい自分はどこに属しているのか? この感覚は今もあり、日常生活や人間関係で困難さを感じることさえあります。一方で、この「どっちつかず」状態の精神力や身体感覚を身につけることは、悪くないとも思っていて。こうした意識がまずひとつありました。

◆どこにもない/いまここにある、オアシス

北澤 なお「NOWHERE OASIS」は「ジョグジャカルタ・ビエンナーレ」にも参加します。そこではアンクリンガンのある東京の風景を撮影してシートにプリントし、街にインストールする。そうして2都市で行うことで、このプロジェクトの両義性や二面性を伝えられる部分もあると考えます。当然、文化の盗用などとは受け取られぬよう、危機意識も持ちながら進めています。


東京とジョグジャカルタの路上から「公と私」を考える ー対談:北澤潤×森真理子


NOWHERE OASIS
コンセプト・ディレクション:北澤 潤


関連映像
『NOWHERE OASIS』コンセプト・ディレクション:北澤 潤 アーティストコメント



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2019年 10月 12日
NOWHERE OASIS インドネシアのアンクリンガン(コンセプト・ディレクション:北澤 潤)@フェスティバルトーキョー19 東京芸術劇場 劇場前広場 ほか( - 11/10)


by gado-gado | 2019-11-02 09:54 | 展覧会