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2019年 09月 20日

バリ島の映画:「ジョゲット・ブンブン」&「土と火と水の葬送―バリ島の葬式」(監督:大森康宏)@東京ドキュメンタリー映画祭2019

昨日(9/19)イメージフォーラムフェスティバル2019にインドネシア短編実験映像
15作品を見に行った時。東京ドキュメンタリー映画祭2019のチラシをプログラムディレクター・金子遊さんから手渡しでいただきました。

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インドネシア関連
特集(3)
12月3日(火)14:00 新宿K's cinema
『ジョゲット・ブンブン』(監督:大森康宏)1990年/14分
『土と火と水の葬送-バリ島の葬式』(監督:大森康宏)1990年 /114分

ジョゲット・ブンブン 上映時間14分

1988年に夏にバリ島のトゥガルチャン・クリン村で撮影された、16ミリフィルムによる人類学映画の短篇。バリ島の伝統的な社会におけるディスコテークとも言える行事にカメラを向けた。村人が日常生活のなかで祝い事があるときなどに、楽団と踊り手を呼んで、他の村人とともに音楽とダンスを楽しむ様を記録している。踊り手は、それを見ている観客を指名して、ダンスの輪のなかに引きこみ、祝祭の場は悦びと興奮のるつぼと化す。

1990年/14分

土と火と水の葬送-バリ島の葬式 上映時間114分

バリ島の葬送儀礼を刻明に記録し、火や水などのエレメントとの関係を映像的に構築した傑作長編。バリ島の伝統社会では、ひとりの人が死ぬと、そのまま土葬しておき、葬礼の時期を待つ。村を挙げての葬儀をおこなうときには、聖なる牛「ルンブ」を門前に飾り、死者の家ではシンボル化された遺体を安置して儀式を執りおこなう。壮大な葬式の日になると、墓場から遺骨を掘りだし、洗骨して骨を整える。昼に葬式塔「バデ」に遺体を入れて墓場に運び、ルンブの背中に洗骨した骨とともに入れて火を放つ。火葬された骨の灰は、海岸に運ばれて海に撒かれ、天国へと送られる。パリ人類博物館、ニューヨーク自然史博物館などで上映され、パルニュ第8回国際人類学映画祭にて「映画祭賞」を受賞。

1990年/114分


短編(3)
12月1日(日)14:00 新宿K's cinema
森と農のある暮らし
「森の守り人~イサムの場合~」(監督:中村信介) 53分

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招待作品に選ばれたのは、土本典昭の「東京都」「ドキュメント路上」、土井敏邦の
「福島は語る」、鎌仲ひとみの「小さき声のカノン-選択する人々」。特集「映像
人類学の冒険」では、北村皆雄の「アカマタの歌 海南小記序説/西表島・古見」、
大森康宏の「ジョゲット・ブンブン」「土と火と水の葬送―バリ島の葬式」など8本が
上映される。

東京ドキュメンタリー映画祭2019のラインナップ発表、47本を上映
https://natalie.mu/eiga/news/348001

『東京ドキュメンタリー映画祭2019』に移民や難民、多様な性など映す47本
https://www.cinra.net/news/20190918-tdff

東京ドキュメンタリー映画祭2019


大森康宏の映像の世界
インドネシア
・マカプン:バリ島の水牛レース
・ジェゴク・悪霊ボマの響き
・ジョゲット・ブンブン
・バリ島の結婚式
・バロンとランダ:バリ島の観光芸能
・土と火と水の葬送:バリ島の葬式
・Balinese Requiem
大森康宏の映像の世界
http://www.minpaku.ac.jp/aboutus/pe/omori/02


by gado-gado | 2019-09-20 00:39 | インドネシアの映画


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