今朝(10/23)のじゃかるた新聞に出ていました。
紙資料修復専門家でジャカルタ特別州立織物博物館特別研究員の坂本勇さん(70)が、中部
スラウェシ地震被災地パル市にある州立博物館などの所蔵文化財の修復支援に乗り出す。
地震による地盤の液状化現象で住宅地が壊滅したパル市バラロアから1キロ弱の市街地にある
州立博物館では、天井が落ちたり、収蔵庫の棚が倒れたりし、保管していた陶磁器の約75%が
破損していると推定された。
坂本さんは現在、ジャワ島のワヤンベベル絵巻に用いられるカジノキの樹皮紙の研究に当たって
いる。
「樹皮紙はオーストロネシア語族が太平洋・インド洋地域に拡散する際に伴った文化。中部
スラウェシが製作手法の改良の舞台となった可能性があり、パルには08年以降、20回ほど通った。
人類史の重要な舞台となったパルの貴重な資料を守る手助けをしたい」と話す
被災文化財を救え パルの博物館支援へ 修復専門家・坂本勇さん
https://www.jakartashimbun.com/free/detail/44517.html関連記事
PHILIAのブログに「Palu現地レポート」が出ています。
Palu現地レポート10/17
Palu被災現地レポート2018 ②
Palu被災現地レポート2018 ①
https://philias.exblog.jp/2013年 05月 18日
映像:インドネシアで気仙沼復興支援の催し(ジャカルタ織物博物館)@NHK NEWS WEB(5/18))
https://gadogado.exblog.jp/17803912/ 2012年 05月 31日
文書修復家の坂本勇さん:ジャカルタで「樹皮紙」展示会
https://gadogado.exblog.jp/15454885/2010年 06月 03日
インドネシアの樹皮紙絵巻「ワヤンべベール」@展覧会「新石器時代から花開いた アジアの樹皮紙の美」
http://gadogado.exblog.jp/10739313/2007年 06月 04日
インドネシア 伝統芸能を支える紙を守れ:ワヤン.ベベル
http://gadogado.exblog.jp/5689100/ 2006年 04月 23日
アッラーと日本の奇跡(アチェの住民土地台帳の修復)
https://gadogado.exblog.jp/3517983/