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2012年 11月 15日

マレーシアの国立高等技術訓練校マラッカ校顧問・小野沢純さん@ この人と60分 NNA Asia

「NNA BUSINESS MAIL ASIA版」のホームページに、インタビュー 「この人と60分」があり、
毎週木曜日の更新を楽しみにしています。

最新号(11/15)は、マレーシアの国立高等技術訓練校マラッカ校顧問・小野沢純さんです。

ジェトロでの海外勤務、東京外大や拓殖大での指導を経て、現在はマラッカの技術訓練校で卒業生の就職支援をするなど、多彩な経歴を持つ小野沢さんだが、本業のかたわら継続している事業がある。マレー文学の邦訳だ。出版業界全体が厳しい環境に置かれ、アジア文学作品の邦訳を世に送り出すのが難しくなってはいるが、小野沢さんはこのほど、マレーシアの国民的作家アンワル・リドワンさんの『黄金諸島物語』の邦訳を手掛け、出版に至った。



■日本漁船から始まる物語

「神戸で登録された河合丸に、わしら船員はもう何年も働いている。」冒頭いきなり“神戸”や“河合丸”といった日本の単語から始まる『黄金諸島物語』。だが舞台は日本ではなく、黄金諸島共和国という、太平洋に浮かぶ架空の島しょ国だ。


翻訳は11年10月に完成した。しかしここから新たな苦労が始まる。本にしてくれる出版社を探すのだ。


80年代~90年代半ばには、トヨタ財団による「アジア隣人プログラム」で多数のインドネシアやタイ、そしてマレーシアの文学作品の邦訳が助成金を得て出版された。小野沢さんが訳を手掛けた現代マレー文学の代表作の一つでもある『いばらの道』(シーノン・アハマッド著)も、この助成金により日本の読者の目に触れることとなった。


ただ同プログラムも時代とともに内容を変え、アジア文学への助成金は03年に終了。ほかにもアジア文学の邦訳を支援する団体はあるものの、数は多くないため、今回『黄金諸島物語』の話を持ち込んでも「5年分ぐらいのウエイティングリストがあります」との回答だった。


そこで小野沢さんは、「マレーシアには毎年多くの高校生が日本から修学旅行に訪れており、これら学生に読む機会を提供したい」「マレーシアは退職後の海外長期滞在先として人気が高く、この層も読者になる」といった点をアピールし、出版社に売り込んだ。その結果、紀伊國屋書店からの出版が決定。印刷は少部数で当初は紀伊國屋書店本店、またはインターネット経由での販売のみだったが、このほどクアラルンプールの紀伊國屋書店でも発売された。電子書籍化も決まっている。



この人と60分
国立高等技術訓練校マラッカ校顧問・小野沢純さん
マレー文学を日本に届ける
http://news.nna.jp/free/interview/kono/kono485.html


関連ブログ
マレーシア語表現ーcatatan rampai
マレーシア語の生きた表現を採集しながら、マレーシア理解を深めるブログ
http://ampang301.blog.fc2.com/


関連図書

マレーシアの国立高等技術訓練校マラッカ校顧問・小野沢純さん@ この人と60分 NNA Asia _a0054926_9574657.jpg「黄金諸島物語」
アンワル・リドワン (著), 小野沢 純 (翻訳)
紀伊国屋書店
2012年09月20日
ISBN:978-4-314-70139-6 
本体価格:1,800円+税



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新刊:「黄金諸島物語」(マレーシアの国民的栄誉作家・アンワル・リドワン著)
http://gadogado.exblog.jp/16445114/


この人と60分 バックナンバー
http://news.nna.jp/free/interview/kono/kono_bn.html

NNA ASIA
http://www.nna.jp/

by gado-gado | 2012-11-15 09:58 | マレーシア


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