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2012年 02月 08日

インドネシアのアチェと岩手県大槌町の絆 

今朝(2/8)のじゃかるた新聞のトップ記事です。

「被災地に笑顔を」
アチェと大槌の絆模索
復興ツーリズム軸に奔走
岩手の臼沢さんら


大槌をなんとかしたい―。東日本大震災で、住民の一割が死亡・行方不明となるなど、壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町で地元出身の若者たちが街おこしに奔走している。結婚を間近に控えた昨年三月十一日、津波で婚約者を失った臼沢和行さん(二七)は、震災後に立ち上げられた復興支援の一般社団法人「おらが大槌夢広場」を通じ、「復興ツーリズム」を柱に被災地に観光客を呼び込もうと奮闘。昨年十一月には、二〇〇四年末の津波で甚大な被害を受けたアチェの被災遺児らを地元に迎えたことをきっかけに、大槌とアチェの絆を模索している。

■アチェの子どもと出会う
 昨年十一月には二〇〇四年末の二〇〇四年十二月のスマトラ沖地震・津波に見舞われたアチェ災害遺児らと出会った。京都の非政府組織(NGO)「良心市民の会」が、支援するアチェの子どもを大槌町に招待したとき、受け入れを任された。臼沢さんは、「偉い人たちと会って会議をしたりする」日々に疑問を感じ、活動から抜けようかと悩んでいた時期だった。
 
 しかし、「大槌よりももっと被害を受けたのに、アチェの子どもたちと会ったら、笑顔がまぶしかった。被災地に笑顔を届けたいと思った。インドネシアに自分が救われた」と思い起こす。
 
 今後は同じく津波に見舞われたアチェとの関係構築を模索していく。大槌の売りである漁業、農業での関係作りを主眼に置く。臼沢さんは「三陸で盛んなアワビ、ホタテなどの養殖技術をインドネシア人に教えるというようなアイデアもある。ジョクジャと京都のような関係を目指したい」と力を込めた。

 
じゃかるた新聞
http://www.jakartashimbun.com/

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http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/111118/dst11111812500008-n1.htm

3.11その時 272)臼沢和行さん6
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000701201160002

2011年 12月 07日
スマトラ沖地震・津波災害のアチェの中高生 岩手県大槌町を訪問
http://gadogado.exblog.jp/14130147/

by gado-gado | 2012-02-08 10:04 | 東日本大震災


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