2011年 03月 30日

インドネシア人漁業研修生エンダンさんの母校に図書館完成

今朝(3/30)のじゃかるた新聞のトップ記事です。


母校に図書館完成
中学生救ったエンダンさん
映画制作の井上さんらが計画
西ジャワ州チルボン


西ジャワ州チルボンのエンデル国立第二小学校で二十九日、昨年八月に着工した図書館の開館式が行われた。同校は、二〇〇七年八月に宮崎県日向市の海水浴場で溺れた中学生を救おうとして亡くなったインドネシア人漁業実習生エンダン・アリピンさん(当時二一)の母校。図書館はエンダンさんのドキュメンタリー映画「マス・エンダン」を撮影した東京都の小学校教諭、井上実由紀さん(三四)らが中心となり、映画を観た人から集まった寄付で建設された。エンダンさんの分まで多くの夢を描いてもらおうと「エンダン文庫」と名付け、インドネシア語に翻訳した日本の絵本など約五百冊を寄贈した。

◇映画への共感 形に
蔵書となる日本の絵本は寄贈で集まった。「Zaman Dahulu di satu tempat…(昔々あるところに…)」。甲南女子大学(神戸市)の学生やJ2ネットのメンバーが翻訳作業をし、日本語の台詞の上に、インドネシア語の訳を書いたシールを一枚ずつ手作業で貼った。

 建物の設計は、映画を観た建築士の小林さんと東京芸大建築科助手の樫村さんが引き受けた。どしゃぶりの雨に耐え、太陽の光をふんだんに取り込めるデザイン。自ら現地に赴き、設計図の線を引いていった。
 
 絵本は、日本から機内手荷物で少しずつ運ばれ、翻訳され、建設が進む図書館の棚を埋めていった。本を大切に扱ってもらおうと、裏表紙には翻訳者の写真や署名を添えた。J2ネットのメンバーが本の分類の方法や読み聞かせの大切さなど、図書館運営のノウハウを学校に伝えた。
 
 チルボンにある母校の水産高校で遺族を招いて行われた最初の上映会から約三年。「私の街でも」。映画に共感した人が上映の機会を作ってくれた。振り返ってみると、多くの人が背中を押してくれていた。
 
 図書館で過ごす子どもたちの笑顔を見て「建てて終わりじゃない」と井上さん。教員としてもまた足を運び「次にできることを考えていきたい」と意気込んだ。

 
じゃかるた新聞
http://www.jakartashimbun.com/

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インドネシアのドキュメンタリー映画「マス・エンダン」上映会@バンドン
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追記(3/31)
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by gado-gado | 2011-03-30 09:14 | 日本インドネシア友好


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