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2012年 11月 30日

インドネシア大学理事・バクティアル・アラムさん

今朝(11/30)のじゃかるた新聞に出ていました。

バクティアル・アラムさんにはまだお会いしたことがありませんが、この記事で
「多文化の中で多様性を感じ、育ったことが今の私を形成している」とあり、とても興味深く
読みました。


「多文化の中で多様性を感じ、育ったことが今の私を形成している」

 1958年南スラウェシ州マカッサルで、ブギス人の父と日本人の母親との間に生まれた。父は元南方特別留学生。終戦を日本で迎え、母と出会い結婚し、インドネシアへ。61年、父の仕事で日本へ移り住む。64年、学習院初等科へ入学。日本人の学校に外国人は1人。異文化環境の中での生活から大きな刺激を受けた。

 また、同時期に初めて馬に乗った経験から生物と触れ合う楽しさに目覚めた。

 69年にインドネシアへ帰国。日本との習慣や環境の違いに衝撃を受けたという。

 77年インドネシア大(UI)医学部へ入学。翌年、文化問題への情熱から文学部日本研究学科(当時)へ籍を移す。


■同じ目線の関係

 日イ関係について「これからは共通の価値観を共有した上で、同じ目線に立った関係を構築する必要がある」と指摘する。

 現在のインドネシアは民主主義国家としての成長を遂げた。日本と、人権の尊重や多様性の重視などを共有できる。スハルト政権の崩壊から十数年が経ち、民主主義が根付いてきている。「着実に成長していることを日本側も認識する必要がある」と強調する。

 日本から外国へ留学する若者が減少する中で、グローバルな変化に対応する柔軟性を持った人材が今後ますます必要になっていく。

 「インドネシアと同様、日本も国として転換期を迎えている。外国文化に対し寛容な姿勢で接することが大切になっていく。今後両国がさらに協力を深め、21世紀の世界に貢献していく可能性は大きい」



多様な価値観を共有 インドネシア大理事 バクティアル・アラム氏
http://www.jakartashimbun.com/free/detail/7973.html


Dr. Bachtiar Alam S.S., M.A.さんのプロフィル
http://staff.ui.ac.id/profil/detail_dosen.php?id=131610219


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by gado-gado | 2012-11-30 10:35 | 日本インドネシア友好


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