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祖国愛や宗教寛容性問う
司教の静かな独立戦争
映画「スギヤ」来月7日封切り
日本軍政期も描写
日本軍政期から対オランダ独立戦争期の一九四〇―五〇年を舞台に、インドネシア人初の司教としてインドネシア国家建設に身を投じた英雄スギヤプラナタ氏を描くインドネシア映画「Soegija(スギヤ)」が完成した。
インドネシアで少数派のカトリック教徒が宗教や民族の違いを乗り越え、人道支援に献身する様子を描写。日本兵やオランダ兵の暴力を描きながらも、敵味方に通じる人間愛で包み込む。
インドネシアを代表する映画監督ガリン・ヌグロホ氏が、政府の指導力不足や宗教対立など、インドネシアが現在直面する問題に一石を投じる意欲作だ。
インドネシア映画に多数出演してきた俳優・鈴木伸幸氏が、強面だが人間味のある日本兵を熱演している。
◇スギヤプラナタ氏(1896-1963)
中部ジャワ州ソロ生まれ。同州スマランを拠点に布教活動を開始、1940年、バチカンからプリブミ(土着のインドネシア人)初の司教に任命される。インドネシア独立宣言後の45年10月、日本軍と連合軍を仲介。オランダ軍がジョクジャカルタを占拠すると、ジョクジャカルタ近郊に移転し、ジョクジャカルタのスルタン(王)のハメンクブウォノ九世(副大統領)を支援。シャフリル初代首相らを通じて停戦を呼び掛けるなど「沈黙外交」を主張した。ジャワ語で聖餐式を行い、ガムランやワヤンなどジャワの芸能を布教活動に取り入れるなど、宗教・文化のあつれきを回避することに尽力。スカルノ初代大統領が63年、国家英雄に認定した。
じゃかるた新聞
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